スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--:-- | スポンサー広告 | page top↑
ぶらり草津温泉の旅(その4)
2008 / 04 / 24 ( Thu )
草津で温泉三昧、読書三昧の日々を送りながらも、新聞とTVニュースは欠かさずに見ていました。

その画面に飛び込んできたニュースには、いくつものやりきれないものがありました。
・走行中のバスに脱輪したタイヤが飛び込んできて運転手が死亡
・中央線が送電所火災事故のために7時間不通で50万人に影響
・消えた年金、訂正認定は7%
・千葉県立高校、新入生2人入学金未納で入学式出席させず
・青森県沖の陸奥湾でホタテ漁船が沈没し6人が死亡、2人が行方不明
・後期高齢者(長寿)医療保険制度の混乱と年金からの保険料天引き問題

草津での日々と下界(娑婆世界?)での出来事とのギャップの大きさを知る毎日でもありました。(伊豆でも基本的には余り変わりませんが・・・・)
それで余計に下界の厳しさが感じられてしまうのかもしれません。

そうした中で、日中は「大黒屋光太夫(上下巻)」(吉村昭著)をじっくりと読みました。
これは映画「おろしあ国酔夢譚」(緒方健主演)でもおなじみの江戸時代に実際に起きた漂流事故です。

奇跡的に転覆を免れたものの、舵と帆柱を流して漂流してしまった17名の廻船乗組員。
7ヶ月にもわたる漂流とロシアの離れ小島への漂着。
厳冬期のロシアでの生活
厳しい環境で次々と死んでいく乗組員。
凍傷で片足を切断した乗組員
望郷が叶わぬという絶望感で改宗し、ロシア人として生きていこうとする2人の乗組員。(改宗は異教者を認めぬ日本への帰国を諦めるという選択。)
改宗をせずにあくまでも帰国の望みを捨てぬ乗組員。
つてを頼りに首都ペテルブルクに赴き、女帝に謁見して帰国の許可を願う光太夫。
女帝の許可を得て帰国する3人とロシアに残される2人の乗組員。
日本を目の前にして脚気の病で死んでいく乗組員。
十数年ぶりに帰郷する光太夫と磯吉。
幕府の庇護の下にその後の生活を送る2人。

2日で読み終えた小説でしたが、乗組員たちと一緒に過ごし、過酷な経験をした気分になりました。
これだけ過酷で数奇な運命を間接体験すると、日常に潜む空室増、修繕費増、金利増、物価増等々のリスクが小さなものに思えてくるのが不思議です。

政治や経済の影響で不安が増大する世の中ですが、こうした過酷な間接体験を積む時間も必要ではないかと思いました。
それによって
「こうした不安はたいした部類ではないのだ」
と少しは思えて、精神衛生上プラスの役割を果たしてくれるように思えます。

とはいうものの、わずか一箇所の火災で7時間も不通になり50万人もの人たちが立ち往生した事故を見て、
「首都圏直下型地震が起きたら地獄だな」と心底思いました。

そうした極めて危うい足元の中で日々の暮らしをしているということを、はからずもこの事故は教えてくれたのではないかと私は思っています。
インタビューの中で「JRは何をしているのだ!」と言う人はいましたが、
「これで地震が起きたら、東京はどうなるのだろう!」
と言う人はニュースの中では登場しませんでした。

杉並区の温泉施設でメタンガスが引火して大爆発した事故がありましたが、南関東ガス地帯が地下にあり、そうしたガスの一部がこの事故につながったともいいます。
直下型地震によって岩盤に亀裂が起こり、こうした地下ガスが地表に噴出され、火災旋風が引き起こされると聞いたことがあります。(別の学者の推計では死者数十万人~百万人以上ともいわれています)

このように生きている限り様々なリスクからは逃れられない以上、そうした対策や準備をしたうえで、あとは
「来るなら来てみやがれ!」
と開き直るのが、精神衛生上ベストかなと勝手に思っています。

草津で読書やニュースに接してみて、やはり
「こうして平穏に過ごせることは幸せだ」
と実感しましたが、もしも光太夫たちが現代の拝金主義や殺伐とした祖国を見たら,果たして望郷の念をこれほどまでに強く抱いたであろうか?とふと思ったりもしました。

ところで極楽のはずの草津にいても、下界のリスクからは逃れられない事態が起こり、草津を離れることになってしまいました。(その5に続く)
スポンサーサイト

テーマ:不動産投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

00:02:00 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ぶらり草津温泉の旅(その5) | ホーム | ぶらり草津温泉の旅(その3)>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://wbs96425.blog118.fc2.com/tb.php/94-fa1ad0a3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。