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これからの日本は?(その1)
2008 / 01 / 12 ( Sat )
これからご紹介するのは、1年ほど前に読んだ本ですが、これからの日本を予測するある内容が印象に残りましたので、その要約(文面)をご紹介します。

かなり刺激的なことが書かれていますが、結構説得力があり、不思議と引き込まれてしまいました。

このようなシナリオもあることは、知っていて損は無いかと思います。(ただしどの程度信じるかは各人の自由ですが・・・・。)

その本の題名というのは、「国家破産」以後の世界(藤井巌喜著/光文社)というもので、抜粋すると次のような内容でした。

日本は、国債(国家の借用書)の発行額が巨大になりすぎて、いつ償還不可能になってもおかしくない状態になっています。

2007年度末の、国債残高は547億円になる見通しで、地方債などを含めた国と地方を合わせた長期債務残高は、2007年度末には773兆円に達します。これに「隠れ借金」とも言われる財政投融資や特殊法人の赤字を含めると、軽く1000兆円は超えていると言われています。

償還不可能ということは、借金が返済できないということであり、つまりは国家が破産をするということです。

つまり国債の償還が不可能になった時が国家破産なのです。そして、今はどうしたら国家破産を回避することができるかではなく、もはや国家破産後の日本をどうするかの段階に来ているのです。(長期金利が5%になれば1000兆円の借金に対して、金利の支払いだけで50兆円という国家の歳入と同額になります。)

これまで世界で起きた国家破産の例としては、1997年11月に韓国がIMF(国際通貨基金)に誘導調整資金の支援の要請を発表し、1998年の「ロシア危機」と呼ばれたロシア国債のデフォルト、2001年12月のアルゼンチンがデフォルトしました。(この他にも、メキシコ・カナダ・タイ・トルコなども通貨危機を起こして、IMFの支援を受けました。)

アルゼンチンの例を取ると、この国の公的債務は約1400億ドル、日本円に換算して15~16兆円でした。アルゼンチンのGDP(国内総生産)は3000億ドルほどですから、その借金は対GDP比で約半分にしか過ぎませんでした。

これに対して現在の日本は対GDP比で少なくとも2倍(公式には約1.5倍)の借金を抱えていて、比率で言えば、日本はアルゼンチンの約4倍の借金があるということなのです。ですから、日本が倒産しないほうが不思議なくらいなのです。

日本はそれに見合う個人資産(約1400兆円)があるから大丈夫ということになっていますが、郵便貯金の3分の1は不良債権だろうと言われていますので、この個人資産の金額も事実かどうか分かりません。しかも国家破産ともなれば、この個人金融資産が吹き飛ぶのです。(国の借金は国民の借金だから、国民が肩代わりすることになるのです。)

実はIMF(国際通貨基金)はすでに、日本の財政危機に対する勧告を何度も出しており、監査の要求まで出していました。

2001年の時点では、すでに欧米のメディアは
「なぜ日本は自滅の道を歩もうとしているのか」
と、警告を発して日本の行く末を本当に心配していました。またアメリカではすでに、
「やがて迎えるであろう日本の国家破産」
に関してのレポ-トがいくつも作られました。

つまり日本はすでにIMFの監視対象国であり、いざ「国家破産」ともなれば、韓国、ロシア、アルゼンチン、メキシコ、カナダ、タイ、トルコと同様に、“金融占領軍”としてこのIMFが乗り込んできて、まず管理下に置かれことは間違いありません。

そして、日本がそのIMFの管理下に置かれたらどういう政策が行われるのか、というIMFに近い専門家集団が作成したレポ-トまで存在するのです。(その2に続く)

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