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黒川温泉のドン 「再生」の法則(その3)
2007 / 12 / 08 ( Sat )
この黒川温泉の目指したコンセプトは「日本のふるさとの再現」(イコール「安らぎと癒しの地」)でした。

その再現の第一歩が雑木の植樹であり、町並みのふるさと景観化でした。ですから黒川温泉の素朴な景観(例えば雑木林や軒下につるされたとうもろこし、昔の郵便ポスト等は、実はコンセプトに基づいて人為的に設置されたものだったのです。

著書の中に、意外なことが書かれていました。
それは「いい景色は悪い条件」という箇所です。
景色が良いホテルやレストランほど繁盛していない傾向が全国的に見られるといいます。逆に山の中の静かなところにあるレストランのほうが繁盛しているといいます。

つまり景色などは外へ出れば見られるわけなので、食事に集中できるようにむしろ景色が見えないようにして、おしゃれな雰囲気作りを心がけるべきだと指摘しています。

そしてこれは宿泊についても同じことが言えるといいます。
景色のいい観光地にあるホテルや旅館に、今の人は泊まりたいとは思わないそうです。
そういうところは昼間に観光するだけでよくて、泊まるのは山の中の静かなところというのが今のパターンになっているといいます。

それは静かな方が落ち着けて、ストレスが発散できるからだそうです。

氏の本を読めば読むほど、伊豆大川の温泉旅館の環境は、黒川温泉に近いと思えるようになり、今まで不安に思っていたこの宿の環境(山の中、静寂さ、眺望の悪さ、観光地から外れている立地、一軒宿、和風等々)が、実は今の時代にあっては大変な利点になっていると言うことが分かってきたのです。

周囲の環境を含めて「もしかするとこの温泉旅館は、伊豆の黒川温泉ではないか!」とすら思えるようになりました。

そう言えば、クチコミ情報で宿泊された人たちが共通して感激していたのが、「癒された」ということです。
山の中の自然に満ち溢れた環境(プラス部屋でのおいしい食事、くつろげる貸切温泉風呂、隣接していない部屋)こそが、ストレス解消となって現代人に癒しを与えていたということです。

ここに、ある宿泊客の感想(「じゃらん」のクチコミ情報より)があります。今のお客さんが何に感激し、何を求めているのかが伝わってきます。

ゆむらの「ゆ」は「湯」・・たった3組の客の為に、2つも用意された伊豆石の上質な風呂。貸切で時間を気にせず、いつでも何度でも利用できる。こんこんと湧く湯で満ちている湯船に浸かり、ざぶんとあふれる湯は「贅沢」の極み。 ゆむらの「む」は「無」・・ひっそりとした山の中の一軒宿。宿にも付近にも観光も遊びもなにもなし。あるのは遠くに望む天城連山と丁寧に手入れされた庭だけ。小鳥のさえずりで目覚め、木々に触れる風の音に「静寂」を知る。 ゆむらの「ら」は「楽」・・本来旅行とは身体と心をリラックスさせること。それなのにどこに行っても「ごゆっくり」と言いながら、時間とルールの説明が始まる・・。ここでの決まり事はチェックイン・アウトの時間だけ。宿に入ればもう時計は不要。本当のリラックスとは「忘却」なり。一人ひとりを大切にもてなす宿だから、ここではそれが出来る。(40代の男性)

私は冒頭で「肉体は快楽を求め、精神は真理を求める。」 という一節を紹介しましたが、この山の中の温泉宿の良さ(良いとされる真理)を、この本によって知ることができました。

またそれによって、自分が所有するこの宿を、あらためてこうして自信を持って紹介できるようになりました。(それまでは宿泊客の感想だけがよりどころで、よさの本質が分かっていませんでした。)

もう一つ、この本で確認できたことは、「落ち着いてくつろげる雰囲気をお客さんに提供する」
という「お客様本意の視点を持つ」大切さです。

私も微力ながら、このお宿の雰囲気を良くしようと、掛け軸や屏風、絵画、陶器などを差し入れして自由に使ってもらっています。

これは自分が鑑賞するわけではありませんが、この宿に宿泊された人たちが、クチコミ情報にあるように感激してもらえると、私までもが嬉しくなって癒される思いがしてくるからです。

セミナーDVDの中でも紹介してありますが、今年の1月末から6月末までの約5ヶ月間、本庄市のマンションの一室に住みながら、このマンションと近くの太田市のアパートの装飾等に取り組みました。(詳細はHPの写真を参照してください)

ペイント、ラティスや花や小鳥の設置等を行いましたが、このことによって住環境(雰囲気)がとてもよくなって気持ちがいいのはもちろんですが、入居者の方や物件の下見に来た方も感動してくれて、それがとても嬉しく思いました。(もちろん入居率も飛躍的にアップしました。)

「お客様本意の視点を持つ」大切さは旅館に限らず、大家さんを含めて経営するものに共通することではないかと思います。

優良物件のオーナーになれたとしても、この視点を忘れると、長く安定した経営が維持できるか怪しくなるのではないかと思います。

そんなことなどを、この本を読んであらためて感じさせてもらいました。

なお、この「ゆむら」の宣伝によってお客様が増えたとしても、賃貸料がアップするとか、臨時報酬を受けとれるとか、そのようなセコイことはありませんのであしからず・・・・。(終)

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テーマ:不動産投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

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コメント
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「お客様本意の視点を持つ」

これって原点ですが忘れがちですよね。
やはり何事も基本に忠実でなくてはならないという真実を思い出させてもらえる記事でした。
ありがとうございいます。

by: 星輝 * 2007/12/09 12:01 * URL [ 編集] | page top↑
--感謝の気持ち--

>星輝様へ
コメントありがとうございます。

「急がば回れ」ではありませんが、結局こうした視点(方法)が、一番安定した経営になるような気がしています。

ですからそれとは正反対の方法(つまり偽装行為など)は、自らの首を絞めるに等しい行為になると思います。しかも腹立たしくなります。
by: 山田里志 * 2007/12/11 13:20 * URL [ 編集] | page top↑
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